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zoom RSS 電気自動車の開く未来〜交通事故死亡者ゼロの世界〜

<<   作成日時 : 2009/01/18 15:48   >>

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去年9月のリーマン・ショック以来、アメリカのビッグ3の凋落が傍目にも明らかになるとともに、起死回生の景気浮揚策として、オバマ政権による「グリーン・ニューディール」が語られ、それに歩調を合わせるように自動車メーカー各社が2009年にも電気自動車を開発し発表しかねない勢いで時代が動いている。
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一方向にだけ時代が動くとロクなことにはならないのが世の常だ。
この中で成功するのは、ターゲットを絞り込んだテスラ・ロードスターと、ハイブリッドであることの強みを生かすプリウスとインサイト、あとは中国のBYDが価格勝負で商機を見出すかどうか、というところだろう。多少ひいき目に見ても、ビッグ3に勝ち目はなさそうだ。
私は自動車業界には全くうといが、ざくっと言ってしまうと、GMとクライスラーは、早く外資に売却して、徹底的な経営改善を行うしかないように思う。そうでなければ、あの労使の体質は変えられないし、国際競争力もつかないだろう。ニュースを見ている日本人のかなり多くがそう感じているのではないかと思う。

さて、今日の本題は目の前の経済問題ではない。もう少し長いスパンの話である。
電気自動車は排気ガスを出さない。ガソリン自動車がゼロになれば、そのことだけで、世界中のアトピーや花粉症の人々の体質がかなり改善されるだろう。
電気自動車は騒音も出さない。これは高速道路の騒音に悩まされる住宅街にとっては大変な朗報だろう。
しかし、それ以上に電気自動車が開く未来の中で最大のメリットは、交通事故死亡者ゼロ社会の到来である。

世界の交通事故死亡者数は、統計のある44ヶ国の合計で死亡者37万人を超える(総理府統計局の資料)。推計では世界全体で毎年100万人が死亡しているといわれている。
日本では2007年の交通事故死亡者数は5744人(警察庁)。事故後1年以内に死亡した人でいうと8268人となっている(厚生労働省)。年々少しずつ減ってはいるものの、やはり大変な数である。毎年、阪神大震災並みの死者が、交通事故で亡くなっているのだ。

電気自動車に追突防止装置を組み込めば、センサーで感知した車間距離を元に自動的にスピードを落とすことは可能である。車線からのはみ出しも、センサーで感知することによって防止可能である。
赤信号から弱い電波を出しておけば、赤信号での自動停止をすることもできる。
究極的にはカーナビと連動させて目的地までハンズフリーで運転できる、というところまで行く。

これはもちろん私の創見ではなく、慶応大学の清水浩教授が、ずいぶん以前から言っていることだ。(『電気自動車のすべて』日刊工業新聞社 1992)

ここまで実現することによって、交通事故死のほとんどはなくなる。電車と同じような感覚になるので、電気的な故障による事故は残るかもしれないが、飲酒運転や暴走といった馬鹿げた理由によって、罪もない人が人知れず命を失うということは原則としてなくなるはずだ。

麻生さんでも小沢さんでも、誰でもいいから、早くこのことに気づいて、長期ビジョンとして交通政策を打ち立ててもらいたいものだ。


p.s. このテーマを調べる中で、本題とは関係ないが、我が愛する中国が交通事故死者数でまたしてもワーストワンであることを知った。

2008年12月6日、中国(香港・台湾を除く)では、80年代末に交通事故による死亡者数が初めて5万人を超えて以来、交通事故死亡者数が10年以上連続世界第1位であることがわかった。「中国新聞網」の報道。
中国道路交通安全協会と国際的な酒類メーカーであるペルノ・リカール(Pernod Ricard)が6日、北京で飲酒運転防止フォーラムを開催し、中国における自動車保有台数は世界全体の3%に過ぎないが、交通事故での死亡者数は16%であると発表された。(レコードチャイナ 2008年12月8日)

2004年前後の統計数値(総務省統計局)で交通事故死亡者数を見ると、こうなっている。ブラジルを除くBRICsが軒並み高い。

1位 中国    98,738
2位 インド    85,998
3位 アメリカ   43,443
4位 ロシア    34,506
5位 南アフリカ 14,316
6位 日本     8,492
7位 ウクライナ  7,229
8位 韓国     6,376
9位 ブラジル   6,119
10位 マレーシア 5,891

南アフリカは人口10万人当りの交通事故死者数は30.5人で世界一である。殺人率も日本の50倍と異様に高い。こんなところでワールドカップやって本当に大丈夫なのだろうか。


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