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10月11日、東大工学部で開催された人間対コンピュータの対局は、 戦前から清水女流王将の不利が囁かれていたが、予想以上の大差で決着した。 「あから2010」は情報処理学会の「トッププロ棋士に勝つ将棋プロジェクト」特製システム。 阿伽羅(あから)は10の224乗という数を表わし、将棋の局面の数がこの数に近いことに因んで命名されたという。 ソフトは、激指、GPS将棋、Bonanza、YSSの四強による合議制。 ハードは、東大の169台のマシンをつなげたもの。一秒間に30億回も計算するという。 これは、2007年に渡辺竜王とBonanzaで闘ったときよりも、はるかに本気モードだ。 それに対して将棋連盟は清水市代女流王将を対戦相手に選んだが、3年前は渡辺竜王ですら、中盤までは互角で、終盤で相手の見落としをついて勝ちきった。 今回は清水女流王将にとっては、いささか荷の重いマッチメイクだったといわざるをえない。 棋譜はこの通り。 先手 清水市代女流王将 後手 あから2010 ▲2六歩 △3四歩 ▲7六歩 △3三角 ▲同角成 △同 桂 ▲7八金 △4二飛 ▲4八銀 △6二玉 ▲6八玉 △7二玉 ▲2五歩 △8二玉 ▲7七玉 △2二飛 ▲8八玉 △7二銀 ▲5六歩 △4二銀 ▲3六歩 △5四歩 ▲3七桂 △5三銀 ▲9八香 △4四角 ▲7七角 △同角成 ▲同 金 △6四銀 ▲5九金 △4四角 ▲4六歩 △6五銀 ▲4五歩 △同 桂 ▲同 桂 △5六銀 ▲5三桂打 △5一金左 ▲6一桂成 △同 金 ▲6六金打 △4五銀 ▲2四歩 △同 歩 ▲3一角 △2三飛 ▲4二角成 △7四桂 ▲5七銀 △8五桂 ▲6八金 △7七桂成 ▲同 金 △6六桂 ▲同 銀 △5二金打 ▲3二馬 △2二飛 ▲同 馬 △同 角 ▲8六桂 △6九金 ▲7八金 △5七角 ▲7七銀 △5六銀 ▲5八飛 △5五角 ▲4九飛 △7九金 ▲同 金 △6七銀成 ▲5七飛 △同成銀 ▲6六角 △5八飛 ▲9九玉 △8五銀 ▲5九金 △3八飛成 ▲5七角 △8六銀 ▲6六銀打 △9五桂 まで、86手にてあから2010の勝ち 32手目△4四角が人間では指さない手、という。 しかし、この角の睨みが厳しかった。 △7四桂以下、攻め立てられた後の△2二飛に対する▲同 馬 で不利になり、 反撃を意図した▲8六桂に対する、△6九金 ▲7八金 △5七角、という厳しい寄せで敗勢に。 相手の美濃囲いがまったく手付かずという大差になってしまった。 もう少し、互角に近い戦いになればと思っていたが…、 私達素人がBonanzaなどの将棋ソフトに負けるパターンと似た負け方になってしまって、残念。 ここまで強いとは思わなかった。 次の対局について、会見では、米長会長は「彼女(清水市代)のリベンジがフェアだと思う」とか発言しているようだが、よほど戦術を考えて立ち向かわないと、彼女が勝つのは難しいと思う。 巷間では次は若手プロ棋士、その次は渡辺竜王か羽生名人という話が広がっているが、「あから2010」のこの充実ぶりを見ると、今回は人間、かなり追い詰められているように思う。 さすがに、羽生名人が負けるとは想像したくないが。 次に出てくるとすれば、糸谷五段や広瀬王位だろうか? 個人的には、宮田敦史六段とコンピュータの終盤はどちらが強いのか、見てみたい気がする。 |
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棋譜ありがとうございます。 |
BONANZAに全く勝てない 2010/10/12 21:26 |
私も清水さんと指すと圧敗するはずなので、偉そうなことはいえないのですが、もうちょっと何とかしてほしかった…。 |
withmysoul 2010/10/13 00:44 |
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