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zoom RSS 平成のブラックジャック 金平永二医師の涙

<<   作成日時 : 2011/07/17 23:18   >>

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今日のTBS「夢の扉+」で紹介された、体にやさしい内視鏡手術のスペシャリスト、金平永二さんは、「平成のブラックジャック」と称される卓越した技術だけで有名なのではなく、患者の心のケアも積極的に行い、自らの失敗も率直に告白し涙する、人間味あふれる魅力的な医師だった。

1985年金沢大学医学部卒業。1991-1992年、ドイツTuebingen大学医学部に留学。このとき、Gerhard Buess教授の行う開腹しない内視鏡手術に衝撃を受け、以来師弟関係を結ぶ。

日本に帰国後、2002年3月まで金沢大学医学部附属病院心肺・総合外科講師。
胃の内視鏡手術は1993年に行っているが、これは日本の医師としては3人目だった。
その後内視鏡外科手術の実践と普及を、大学講師と掛け持ちで行っていたが、その限界を感じ、2002年4月から 日本で初めてのフリーランスの外科医として、HPを開設し、自己紹介と内視鏡手術の実践例を載せた。
メールアドレスを公開して、患者からの問い合わせに直接返答し、依頼を受けて全国60箇所以上の病院に赴き手術を行っている。

金平医師の手術は、たとえば胃の腫瘍であれば、へその穴を直径2.5cmほど開いて、そこを通して手術を行い、術後はへその穴を閉じるので傷跡がほとんど残らない。腫瘍等についても、患部を内視鏡で正確に把握して切り取るため、全摘出する必要がない。

このフリーランスとしての活動の中で、たとえば開腹と胃の切除を迫られていた患者を、開腹することなく内視鏡手術で救い、術後すぐ歩けるなど、患者の体の負担もきわめて軽かったため、「本物のブラックジャックがいる」と口コミで話題になった。
とはいえ手術は、保険医療の範囲で行っていて、法外な報酬をとっているわけではない。
2005年4月より、東京の四谷メディカルキューブで、内視鏡外科手術専門のセンターを立ち上げている。

画像
患者さんの手記の一例。
http://www.geocities.jp/endosurgery4/letterfrompatient.htm

同じ内視鏡外科医の稲嶺進氏はブログでこう書いている。

“ELKEiji Kanehira(金平永二)を語らずして日本の内視鏡外科を語ることはできないだろう。内視鏡外科がこの国で産声を上げる以前に若くしてドイツに渡りその先進的な技術と知識を学んだ。帰国後は内視鏡外科の発展に大きな足跡を残したのは周知のことである。ほぼ全ての腹部内視鏡手術を守備範囲とするall round playerであるが、特に他の追随を許さないのが今回のテーマとなっている『腹腔鏡下胃内手術』そしてあの『TEM:Trans anal endoscopic microsurgery』つまり経肛門的内視鏡手術などのようにかなり狭い空間でスティックさばきを必要とするオペだ。
(中略)
ELKはわれわれ内視鏡外科の道を行くものの憧れでもある。オペは上手く美しい、いくつもの言語を操り・・・しかもカッコイイ・・。そして何より根っからのsurgeon(引用者注:外科医)ということだ。所詮外科医に求められるのはいかに完成度の高いオペをして質の高い医療を患者さんに提供できるかということに尽きる。自らの権力を求めるより、患者さんが求める外科医療を提供する。求める外科医ではなく求められる外科医、男はだれだって頂点に立ちたいと願うもの、ELKの生き方は社会的地位の頂点を目指すのではなく疾患を治療する外科医本来の頂点を目指してるかのようだ。そして、彼一人が質の高いオペを出来たとしても日本中の患者さんを救えることは出来ない。だから、その技術を広く多くの外科医に伝える活動も日々継続している。”
(「夢を織る魔法のスティック」http://www.islandclinic.jp/cnSOE/elk_smt.html

金平医師は、2008年12月より上尾中央医科グループにてAMG内視鏡外科アカデミーを発足。上尾中央総合病院外科診療顧問を兼任。新たな活動に着手した。
北は岩手県から南は沖縄県まで全国津々浦々から依頼され内視鏡外科手術を施行。
海外でもシンガポール,ニュージーランド,香港 ,台湾,韓国で依頼手術を行った。
国内外で内視鏡外科トレーニングコースを開催しており,台湾,香港,シンガポール,マレーシアでTEMを行う外科医を育てている。
2007年度「先端医療技術学会(SMIT)」会長。第19回国際会議を11月に仙台で開催。
(経歴はご本人のHP「金平内視鏡外科研究所 (ELK)」http://www002.upp.so-net.ne.jp/ELK/index.htmより。)

現在は2012年春に完成予定の「メディカルトピア草加病院」に内視鏡外科手術のエキスパートを集結させ、「内視鏡手術センター」を開設すべく走り回っているそうだ。

タイトルで挙げた「涙」は、TBS「夢の扉+」の番組内で、金平医師が、手術中に誤って患者さんの別の臓器を傷つけてダメにしてしまったことを回想したときのことで、その患者さんは「正直に言ってくれてありがとう。私が選んだ先生がベストを尽してくれたのだから、その結果を受け入れます」という意味のことを言ってくれて、「患者さんの言葉に救われたんです」と嗚咽している姿が、ひどく印象的だった。

外科医であれば、どんなに優秀であっても、20年も施術していれば医療事故は避けられないだろう。それと正面から向き合い、自分から告白までして、涙する医師は初めて見た。

大学病院ではこんなことはぜったいにありえないから。

金平医師が始めた、ELKという内視鏡医師のネットワークが、日本の外科医療を本当に変えつつある。そのことを強く実感した。

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