日テレ『神の雫』視聴率5%のトホホ

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神の雫ならぬ、亀の涙である(亀梨ファンの方、ゴメン)。
第4話の視聴率は5%で、日テレの同枠では過去最低を記録してしまった。私は第2話まで見て、あとはやめてしまったが、元はといえば、プロデューサーや演出家にワインへの愛情と演技へのこだわりが不足しているのがいけない。
原作マンガの『神の雫』は荒唐無稽な話ではあるが、そこをワインへの膨大なウンチクと愛情で支えているので、マンガとして成り立っている。
それを映像化すると、話の荒唐無稽さばかりが際立ってきて、とても難しい。
その難しさをわかっていたのかいなかったのか、
ともかくストーリーが十分な間もなくポンポン進み、
話がブツブツに切れて盛り上がらない。
ワインを飲んだときに広がるイメージ映像がチープ。
神咲雫の気持ちが高まってくるときのBGMもチープ。いい加減にしてほしい。

そもそも、ソムリエ見習いの紫野原みやびをあそこまでおバカにする必要があったのだろうか?
酔っ払ってセーラにからむみやび、雫に「人の心に土足で踏み込まないでくれ」と言われるみやび、
雫にきゃんきゃんまとわりついて疎まれるみやび、どれも原作のイメージからはほど遠い。
ここまでおバカだと、夜10時台にドラマを見るOLには感情移入できないんじゃない?

亀梨の神咲雫は、ちょっと暗くて頼りない。
原作の明るいたくましさや、天才的な嗅覚とひらめきというカリスマを感じない。
ロベール爺さんを演じている竹中直人の存在感に圧倒されている。

紫野原みやび(仲里依沙)も、女社長の西園寺マキを演じる内田有紀のゴージャスに圧倒されてどうにもならない。
天才評論家であるはずの遠峰一青(田辺誠一)も、ワインをテイスティングするとき「お…おお…お」と言うのは原作通りなのだが、ここでどうしても笑いが出てしまう。なんだかロボットみたいな演技。下手なのか、演出なのかわからない。
それに、マンガでは遠峰一青のワインに傾ける狂気のような情熱が強調されているが、テレビでは遺産目当ての行動にしか思えず、ストーリーが表面的になっている。

第2話に登場する、記憶をなくした画家の水澤カオリ(加藤あい)にしても、
求めるワインを飲んでからすぐに立ち上がり、記憶を取り戻したように演技するが、そこに十分な間合いがない。だから感動もない。役者も上手とはいえないが、演出家にこだわりがあれば、もっと演技指導しないといけない。
見ている人を泣かせたいのか、そうじゃないのかという意図が見えない。残念。

こうなったら、ヨン様演じる韓国版『神の雫』に期待しよう。もともと、原作者は遠峰一青にヨン様をイメージしていたようだし、ペヨンジュンはソムリエを超えるほどのワイン通として知られている。うまく版権交渉が進んだら、原作を換骨奪胎してくると思うが、それはそれでいいかもしれない。
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神咲雫と遠峰一青にカリスマを。紫野原みやびに知性を。イメージ映像とBGMに資金投入を。演出に間を。そして、ワインに愛を!

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    Excerpt: 見たいのがありすぎて困る ですよ。わざわざそこまでの苦労をするなら…ってことで最... Weblog: かんたの日記 racked: 2009-02-18 13:44