写真で見る「北方領土」~クナシリ編

国境にこだわるのは職業柄国益にこだわる人達にまかせておけばいい。
このブログのポリシーは、国境を軽々と越えて交流することだ。
北方領土は、まさに国境紛争地帯なのだが、そのことを意識から取り除いてみると、それぞれの島に生きてきた等身大の人々が見えてくる。
私は北方領土に行ったことはないが、ビザなし渡航やサハリン経由で行った日本人、冒険旅行で行ったロシア人の話を総合するとこんな風にいえそうだ。

国後島は知床半島からとても近い。どちらも手つかずの自然が残されていて、国後島にも世界自然遺産としての価値があるといわれている。ヒグマは知床と同じように多い。ロシア人の写真家Igor Shpilenok氏の撮影。
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携帯電話は、かなり通じる。テレビはあまり映りが良くないとはいえ、日本のたくさんの番組を見ることができる。
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(オーマイニュース2007/2/14「遠いようで意外に近かった国後島」(村上和巳)。貴重な媒体がなくなって残念。)

道路は舗装がされていない。建物も二階建てが最高で、インフラは十分とはいえず、辺境の雰囲気が漂っている。サハリンのロシア人に言わせると、「人が住むところではない」。サハリンまで行かないと、十分な都市機能はなく、高等教育も受けられない。
しかし、現地のロシア人の住宅の中に入ると、きちんとした内装と家具が備えられている。服装も整っている。
人口は島全体で6000人強(2006年現在)。人口のほとんどは写真の古釜布(ユジノ・クリリスク)に集中している。
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毎年行われている「ビザなし交流」の歓迎団。
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ここには例のムネオハウス(友好の家)が建っている。(以下の写真3点はitsumohappyさんのブログ「ロシアが気になる」より。)なおムネオハウスは2年前の報道によれば、ホテルに転用(目的外使用)されて、物議をかもしていた。
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古釜布の中心部。
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外観からは想像のつかないカフェ「ロシンカ」。
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廃屋や野犬がめだつ砂塵の中の古釜布。(以下の写真3点は西牟田靖氏HPより。)
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郊外には日本車と朽ち果てた拿捕船の墓場がある。
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戦前の日本人集落だった泊(ゴロブニノ)は、打ち捨てられて廃村寸前。ほかにも日本統治時代の建物はほとんど滅失しつつある。
日本人の目から見れば、墓参以外には苦労して訪問すべき場所とはいえないが、あと20年ほどかけてインフラ整備していけば、十二分な観光資源として活用できるだろう。

前出のIgor Shpilenok氏の撮影した、泊山(Golovnina Volcano)のクレーター近くにある、温泉の湧く湖(Kipyashoye Lake 一菱内湖?)。
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同じく、Ptichy (Bird) Waterfall。島の西北部にあるという。
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同じく、材木岩(Stolbchaty Cape)。観光名所になる可能性が十分にある。玄武岩の柱状節理である。
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材木岩
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材木岩近くのStolbchaty温泉(ロシアの写真家HP、romadanより。)
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チャチャ岳のような火山があるため、島全体で温泉は14ヶ所で湧いているが、みな露天でうまく活用されているとはいえない。
ロウソク岩。ウルップ島から国後島まで、奇岩の宝庫ともいえる。
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カニはたくさん獲れる。
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チャチャ岳。美しい火山。
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次回は、択捉島

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