テーマ:80年代

中沢新一とオウム真理教~80年代をめぐって~ (2)

実のところ僕は、中沢新一がオウム真理教の黒幕だとも、 地下鉄サリン事件の直接の原因をつくったとも思っているわけではない。 それは、ニーチェのユダヤ=キリスト教批判が、 ユダヤ人虐殺を行ったナチスの思想を生み出したという非難に近いものがある。 オウム真理教は、80年代を取り巻いていた、さまざまなスピリチュアル・ムーブメント、 …
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中沢新一とオウム真理教~80年代をめぐって~ (1)

80年代の前半、つまり僕が社会人になりたての頃、 よく電話で話していた女の子は、まだ売れる前の荒俣宏さんのファンだった。 彼女の友達には、早稲田の幻想文学のサークルの学生もいたりして、 当時から『指輪物語』や『ゲド戦記』の話をしていたし、 そのうちの一人はナウシカにはまって、当時ナウシカのコスプレをして踊っていた。 荒俣さんの…
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RIDE ON TIME

僕にとっての80年代の幕開けは、山下達郎のRIDE ON TIMEだ。 貧乏学生だった頃、行きつけのラーメン屋で流れてきたこの曲。 70年代といえばユーミンと井上陽水の時代で、その後アリスや松山千春が出てきて、という時代背景。 それまで実はあまり音楽に興味がなくて、売れている曲にむしろ違和感を感じていた。 今から思えば、小学校の…
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失われた聡明なひとの面影~如月小春さんのこと~

20歳をすぎた頃に、関西でコピー劇団が上演した「ロミオとフリージアのある食卓」を見た。 台詞の素晴らしい完成度と、十分な才気。仮面を演じているうちに、自分が自分に復讐されるような感覚。論理のアクロバット。空転するアイデンティティ。驚いた。 東京に来てから会ってみると、如月さんはぜんぜん偉ぶらない、育ちの良さを感じさせる人だった。楫屋…
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48歳への抵抗?

昔、『四十八歳の抵抗』という石川達三の小説を、冒頭だけ読んだことがある。 「やがて停年がやってくる。その時期は、もう眼のまえに見えている。恐らくは退職の日まで、現在の生活がこのまま続いて行くに違いない。なにか新しい、別の人生はないものだろうか。もっと強烈な、もっと危険な、もっと生き甲斐のある人生はないものだろうか。」 これは、僕…
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