台湾映画「海角七号」のヒロイン、田中千絵

ミュージシャンになる夢に破れ、台湾の故郷の町で就職した主人公(范逸臣)に、日本人スター(中孝介)のコンサートの前座の話が舞い込んできた。主人公は前座のメンバー探しをする日本人モデル(田中千絵)と反発しあう。
そんな中である日、郵便配達をしている主人公は、60数年前の終戦直後に日本へ引き揚げる男性教師が台湾人女学生にあてて書いた7通のラブレターを手にする。結局その手紙はずっと出されることなく、約60年の時を越えて現在の台湾に届けられたのだった。そのことをきっかけに、反発しあっていた2人は深いきずなで結ばれていくというストーリー。
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台湾では空前の大ヒットになっているそうだ。
「大物スターは出演していないが、登場人物たちの秀逸な演技、心に迫る音楽、台湾の美しい風景に惹かれてリピーターも続出。また、台湾最南端・屏東県でロケ現場になった主人公の家にも映画ファンが押し寄せ、韓国ドラマ撮影現場さながらの一大観光スポットになっているという。」(2008/9/14 Record Chinaより)

この教師役を、歌手の中孝介が歌手役と二役で演じている。節回しへの親しみと素朴で誠実な人柄に、台湾や中国では人気が高いという。
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ヒロインの田中千絵は27歳。メイクアップアーチストのトニー・タナカの娘で、十代から芸能活動を続けてきたけれど、日本ではいまいち芽が出ず、台湾に単身渡り、中国語と格闘しながら台湾で芸能活動を続けていた。
語学留学を終えて、荷物をまとめて日本に戻ろうとしていた時、映画の主演の話が突然、舞い込んだとのこと。
「サーチナ・中国情報局」のインタビューによると、
「監督が中国語の話せる日本人女優を探していた時、スタッフの方がたまたま、私が中国語と日本語で書いているブログを見つけてくださって、オーディションに呼ばれたんです。本当にラッキーなことに、そのまま主演が決まりました。」
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彼女はこの映画のオーディションに受かった後と思われる時期に、自分のブログで、こんなことを書いている。
「最近、時間があれば中国語の映画を借りて見てるんですけど、つくづく感じているのは、
映画の世界でアジア圏は本当にどんどんボーダレスになっていってるということ。
今回見た『ウィンター・ソング』(「如果・愛」)こそアジア各国の俳優さんと監督が集結して
作られた作品でした。
まずはなんと言っても台湾からは金城武さん。
そして中国からはジョウ・シュン(周迅)。
香港からはピーター・チャン(陳可辛)監督とジャッキー・チュン(張學友)。
最後に韓国からチ・ジニ。
本当にアジア各国からの俳優さんたちが集結しているのに、
日本人俳優の名前が挙がってこないことは、本当に残念でした。
台湾と中国はもちろんのこと、香港やシンガポールやマレーシアなども中国語圏なので、
1つの国に限らないボーダレスな映画づくりがどんどん増えていっていることを
台湾に来てから改めて耳にするようになっています。
そして『ウィンターソング』に限らず、その他のアジア映画でも
台湾や中国・香港の俳優さんや監督たちが一緒になって作品を作っている映画を
私も最近あらためて見直して、実感しているところです。
そこのボーダレスを可能にしていっているのは、やっぱりなんと言っても
「中国語」。
コミュニケーションに大切なのはことばがすべてではないっていう見方ももちろんあるんですけど、
やっぱり最終的にはことばを通じての意思疎通が大切なんじゃないかなって・・・。
こういう映画を見ると、そう感じずにはいられませんでした。
私も今回の台湾での映画を一生懸命がんばって、
アジアのボーダレス化のきっかけを作り出すことができたらいいなって。。。
中国語を勉強し始めたきっかけも、この夢があったからだったので
なんか、今日はすごく真面目な話になっちゃいましたけど、
でも、1歩1歩がんばって歩いて行ってみようと思います。」

こうやってがんばってきた結果、今があって、
アカデミー賞への台湾からの出品作品にも選ばれたそうです。
日本でも公開される日が楽しみ。
彼女のブログはこちら。
http://plaza.rakuten.co.jp/tanakachie/
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2008年9月5日にアジア海洋映画祭イン幕張でグランプリを受賞 左から田中千絵、主演の范逸臣、魏(ウェイ)監督

関心のある方はこちらもどうぞ。
金城武と『K-20 怪人二十面相・伝』
レッドクリフ(赤壁)

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